保護猫との幸せな生活を始めよう!お迎え方法や健康管理の方法などを徹底解説

お役立ち

突然ですが、あなたは「猫派」ですか?それとも「犬派」?

筆者はどっちも好きです。
今この記事を読んでくれている方の中には「どっちも好き!動物大好き!」という方も多くいらっしゃることでしょう。

昔、保護猫や保護犬についての本を近所の図書館に行って、手当たり次第読んだことを今でも覚えています。

この「保護動物問題」はいつの時代も社会問題として取り扱われていますが、今回は「保護猫」に焦点を当てて、お迎え方法や健康管理の方法など様々な疑問を徹底解説していきます!

新しい家族を迎えることは特別な瞬間です。
保護猫を家族に迎える決断は、猫たちの未来に希望と幸福をもたらす一歩となります。

保護猫活動の世界に足を踏み入れ、飼い主としての責任を果たすための知識を深めましょう。

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なぜ保護猫活動が重要なのか?

出典:日置桜

まず「保護猫活動」とは、野良猫や飼い主のいない猫に対して、不妊去勢手術や適切な餌やりなどの管理を行うことで、猫の健康と福祉を守り、人と猫の共生を目指す活動です。

保護猫活動の重要性は、以下のような点にあります。

・猫の繁殖を抑制することで、猫の数を減らし、猫によるトラブルや苦情を防ぐことができます。

・猫の健康管理をすることで、猫の病気や怪我を予防し、猫の命や質を高めることができます。

・猫に適切な餌やりをすることで、猫の栄養や水分補給を確保し、カラスや害虫などの被害を防ぐことができます。

・猫に対する理解や愛情を深めることで、地域住民やボランティアなどの人間関係を良好にし、地域社会に貢献することができます。

 

保護猫活動は、自治体や動物愛護団体などが支援や助成を行っていますが、それだけでは足りず、多くの資金や人手が必要というのが現状です。

保護猫活動に興味がある方は、以下のような方法で参加することができます。

・地域猫推進ボランティアに登録して、捕獲作業や餌やりなどの現場活動に協力する。

・保護団体に寄付や物資支援を行って、経済的な負担を軽減する。

・保護した子猫や成猫を里親として引き取って、家庭で飼育する。

・地域の人たちに保護猫活動の趣旨や方法を広報して、理解と協力を得る。

 

保護猫の探し方

冒頭でも説明した通り、今回の記事は「保護した子猫や成猫を里親として引き取って、家庭で飼育する」というところに焦点を当てて記事にしていますので、まずは保護猫をお迎えする方法や、保護猫を提供している保護団体やサイトの情報を紹介していきます。

公益財団法人 日本動物愛護協会

公益財団法人 日本動物愛護協会は、1948年に設立された日本で最も歴史のある動物愛護団体です。
日本動物愛護協会の活動は、動物の命を守る活動、人と動物のための社会への提言活動、命の大切さを知ってもらう活動の3本柱で構成されています。
具体的には、主に次の活動を行っています。
  • 行き場を失った動物たちの新しい家族を探す活動(譲渡会の開催等)
  • 不幸な犬や猫を増やさないために不妊去勢の手術代を助成
  • 全国から寄せられる様々な動物相談に適切なアドバイス
団体名
公益財団法人 日本動物愛護協会
住所
〒107-0062 東京都港区南青山1丁目15−15 乃木坂パークフロント2F
電話番号03-3478-1886
ホームページ
地図

NPO法人東京キャットガーディアン

NPO法人東京キャットガーディアンは、日本初の保護猫カフェを運営しながら、行政機関(保健所や動物愛護センター)から猫を引き取り、適切な飼い主へ譲渡する活動と地域猫の支援に取り組んでいます。

具体的には、主に次の活動を行っています。

野良猫、飼い主のいない猫の為の去勢・避妊手術専門の動物病院「そとねこ病院」の運営
日本初の試みである賃貸マンションに猫がついてくる「猫付きマンション」
キャットフードや猫砂など日常のお買い物で保護活動に参加出来る「ShippoTV」の運営

など、様々な活動を通じ「シェルターから伴侶動物をもらう」 という選択肢が存在することを、さらに広く知っていただける様に活動。

団体名
東京キャットガーディアン
住所
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目50−1
電話番号03-5951-1668
ホームページ
地図

みぶ里親会

みぶ里親会は、栃木県下野市にある犬と猫の里親探しボランティア団体です。2007年8月1日に設立され、栃木県内(主に県央・県南部)で活動しています。
みぶ里親会は、捨てられた子、野良が産んだ子、飼育放棄された子など、様々な理由で行き場を失った犬や猫を保護しています。保護された犬や猫は、みぶ里親会の会員や一般の保護主さんの自宅で保護されています。
みぶ里親会は、毎週日曜日に栃木県壬生町で里親会を開催しています。里親会に参加する犬や猫は、みぶ里親会の会員や一般の保護主さんの自宅で保護されています。

具体的には、主に次の活動を行っています。

里親会の開催・運営
インターネット等を利用した犬猫の里親探し
里親へ譲渡した犬猫の追跡調査と各種相談対応
市民からの犬猫に関する相談対応
避妊去勢手術および適正飼養の普及等に関する啓蒙活動

団体名みぶ里親会
住所
栃木県(以下住所記載なし)
電話番号不明
ホームページ
地図不明

NPO法人Cat’s愛

NPO法人Cat’s愛は、山形県鶴岡市と酒田市で2003年に設立された保護猫団体です。2008年に正式なNPO法人となり、2018年に保護猫ハウスを改修して、厳しい冬でも猫たちが暖かく過ごせるように。
NPO法人Cat’s愛は、過酷な環境にある猫たちを救いたいという思いから、有志団体として発足しました。
具体的には、主に次の活動を行っています。
遺棄や傷病猫の保護(やむを得ない場合に限り)
不妊手術、里親探し、地域猫の見守り
広く地域住民や社会に飼い方の指導、助言
不妊手術の普及活動
団体名
NPO法人Cat’s愛
住所
〒997-0036 山形県鶴岡市日和田町10-18
電話番号不明
ホームページ
地図不明

 

他にも全国に大小問わず、数え切れないほどの保護団体が存在します。

保護団体の一覧は下記サイト「OMUSUBI」にて確認することが出来ますので、こちらもチェックしてみてくださいね。

保護猫の里親募集サイト

前述の保護団体が行っている譲渡会の他、里親募集のサイトも多数あります。

OMUSUBI(https://omusubi-pet.com/)

出典:OMUSUBI

OMUSUBI は、保護犬・保護猫の里親募集サイトです。審査を通過した保護団体のみ登録しており、全国170団体以上が登録しています。
サイト上で質問に答えると、里親募集中の犬猫との相性診断をすることも可能です。
OMUSUBI は、殺処分問題の解決に向けて、保護犬や保護猫を迎えることを検討することを推奨しています。

anifare(https://anifare.jp/)

anifare(アニフェア)は、保護犬や保護猫を飼い主に譲渡する前に、獣医師による健康チェックを実施しているサイトです。
譲渡費用は保護団体によって異なりますが、目安としては30,000~60,000円程度です。また、猫の移動費用も一般的に里親の負担となります。
anifare(アニフェア)では、保護犬猫をお迎えいただいた里親様限定で、高品質のフードを割引価格で、毎月ご自宅までお送りします。

ネコジルシ(https://www.neko-jirushi.com/)

ネコジルシは、猫好きのためのSNSコミュニティです。保護猫や捨て猫、飼えなくなった子猫の里親を募集しています。
猫の病気やしつけ、飼い方に関する質問や相談ができるコミュニティ「にゃんでもQ&A」もあります。

 

ネコジルシでは、猫と共に暮らしたいと思っている人の生活そのものが豊かになり、互いが幸せになる為のお手伝いができるよう、様々なコンテンツを提供しています。

 

ペットのおうち(https://www.pet-home.jp/)

ペットのおうちは、保護猫の里親募集情報を掲載しているサイトです。2011年の開始以来、15万頭以上のペットが里親を見つけています。

会員登録を行えば、すぐに里親募集情報の投稿、里親申し込み(里親応募)、コミュニティの利用が可能です。

保護猫を家族に迎える前に準備しておくべきこと

出典:ぱくたそ

猫の寿命は約15歳と言われています。
大変なこともたくさんあると思いますが、それでも5年10年と末長く幸せな猫との生活を送るためには「お迎えする前に準備しておくべき事」がたくさんあります。

「可愛いから」というだけでお迎えしてしまうと後々「こんなはずじゃなかった」なんてことにもなりかねません。

下記に「お迎えする前に準備しておくべき事」をまとめましたので、こちらをよくチェックしておいてください。

お迎え前に必ず用意すべき猫グッズ

出典:ぱくたそ

キャリーバッグ

猫をお迎えする時、病院に連れていく時などにも必要になります。

猫は狭くて暗い場所を好む子が多いので、中に布を敷いてあげると隠れ場所として寝床にする事もできます。 掃除が容易な素材や、頑丈で壊れにくいものを選ぶことが大切です。

トイレとトイレ砂

猫は砂がある場所をトイレだと本能的に認識します。なので飼い始める前にトイレを用意しておいてあげることにより、トイレの失敗を防ぐことができます。

トイレの容器は専用の物が売られています。
おまる型、屋根付き、自動で掃除してくれるものなど、様々な物が販売されていますので猫の大きさやトイレの設置場所に合わせた物を用意してあげましょう。

トイレ砂は紙・木・鉱物タイプの他、おからやシリカゲルなど様々な素材でできたものがあります。ゴミの出し方や値段などがそれぞれ異なりますので、合うものを見つけて用意してあげてくださいね。

キャットフード

人の食事と同じものを与えると体調不良の原因にも繋がります。なので総合栄養食と書かれた猫用のドライフードやウェットフードを用意してあげてください。

キャットフードも様々な種類があります。
通信販売のみで購入出来るような価格の高いものや、スーパーやコンビニなどで売られている手ごろな価格のものまで本当に色々あります。

ご自身の予算に応じて、かつ嘔吐や下痢をせず、毛艶をキープできるフードを選んであげることが大切です。

猫用の食器

水飲み用のお皿とフード用の皿が必要になります。

ステンレスや陶器、プラスチックなど素材も様々ありますが、ある程度の重さ・安定感があるものを選んであげた方が食べたり飲んだりしやすいです。

子猫の内はあまり深いものを用意しても上手く食べられないことがありますので、その場合は浅い小皿などを用意してあげると良いでしょう。

爪とぎ

こちらも段ボール製、木製など色々な素材や形状のものがあります。

必ずしも用意したものだけで爪とぎをするわけではないですが、爪とぎを設置してあげることで、ある程度は家具や壁・床での爪とぎを防ぐことができます。

あると良いかもしれない猫グッズ

首輪

鈴付きの首輪をつけると居場所がすぐに分かるようになります。
どこかに引っかかると安全のため簡単に外れる物もあります。

キャットタワー

運動不足の解消になったり、寝床になったりします。

オモチャ

猫じゃらしやボールなどのオモチャで遊ぶことにより、猫とのコミュニケーションを図ることが出来たり、運動不足解消にも繋がります。

飼育環境の準備

出典:ぱくたそ

お迎えした猫の安全を守るため、お部屋の環境を整える事もとても大切なことです。

部屋を片付ける

アクセサリーやビニール袋など、その辺にあるものは何でも猫のオモチャになってしまいます。

触っても危険の無い物であれば良いですが、飲み込んでしまったりケガの原因になるものは片付けるようにしましょう。

電気コードの配線を隠す

場合によっては電気コードなどにじゃれたり、噛んだりしてしまう事もあります。 感電の可能性も十分に有り得ますので、コードカバーを付けて配線を隠すなどの工夫をしてあげることが必要です。

窓や網戸から脱走する可能性を防ぐ

大人の猫になると、窓を自力で開けてしまったり網戸を突き破って脱走してしまったりする事があります。 可能であれば窓や網戸にはロックを掛けるようにしてあげてください。

観葉植物にも注意が必要

ユリやスズラン、シクラメンなど、お部屋に飾ってあったりする植物の中にも猫にとっては有害な物が意外とあります。

葉っぱや花を猫が食べてしまうと中毒を起こしてしまう事もありますので、部屋やベランダに植物を飾っている方は猫が出入りしない場所に移動しておくことが必要です。

その他にも「頼れる動物病院」が近くにあるかどうかを確認しておくことも忘れてはいけません。
これは筆者も経験があることなのですが、とても具合悪そうにしている愛猫を目の当たりにして、そこから急いで病院を探す…そういう時に限って全然見つからない事が多いんです。(深夜は特に見つからないです)

自分はパニック、猫はぐったりしている…というようなシチュエーションになってしまうので、必ず事前に病院を2〜3件ほど確認しておきましょう。

保護猫の健康管理と予防策

出典:ぱくたそ

保護猫の健康管理には飼い主の観察眼がとても重要になってきます。
そこで日頃の健康管理として下記のことをチェックしたり、注意深くみてあげてください。

  • 定期的に耳と目をチェックする
  • 歯石や歯周病を予防するために歯磨きを習慣にする
  • いつもと違う行動をとるときは注意する
  • 病気の予防接種を継続的に受ける
  • いつものように起きてこないときは注意
  • 食欲がないときは注意
  • 動きが鈍いときは注意
  • 落ち着きがないときは注意
  • 頻繁にあくびをしたり、やたらと頭をふったり、体の特定の部分をしきりになめたりかんだりするときは注意
  • 塩分の摂りすぎや肥満にも注意する
  • マダニの対策を実施する
  • ノミの駆除をする

猫がかかりやすい病気一覧

猫がかかりやすい病気は、猫種によって異なると言われています。猫がかかりやすい病気の種類は、消化器疾患、泌尿器疾患、皮膚疾患などが挙げられます。
猫がかかりやすい病気の例としては、以下のようなものがあります。
  • 慢性腎臓病(腎不全を含む)
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 血便
  • 膀胱炎
  • 胃炎
  • 心筋症
  • 猫の結膜炎
  • 糖尿病
  • 尿石症
  • 歯肉炎・歯周炎
  • 膵炎
  • 鼻炎
  • 副鼻腔炎
  • 上部気道炎
  • 甲状腺機能亢進症
  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)
  • 巨大結腸症

保護猫との楽しい時間を過ごすために大切なこと3つ

出典:ぱくたそ

猫は自由気ままな気分屋なんて言われますが、実は寂しがり屋で甘えん坊な一面もあり、そこにいてくれるだけで心に潤いを与えてくれます。

そんな大切な猫と、より楽しくて快適な日々を過ごすために飼い主が出来ることを3つまとめました。

部屋の中で安心できる場所を確保してあげる

猫にとって見知らぬ人が家に来た時、地震や雷が鳴った時、危険や不安を感じた猫がすぐに逃げられる、ここなら安心だと思える場所を作ってあげることが大事です。

飼い主もその場所を把握していれば、何かあった時に家の中をあちこち探し回らなくて済みます。

毎日触れ合う時間を作る

スリスリごろごろしたり、膝の上に乗って甘えてきたり、目が合うと鳴いて駆け寄ってきたりしてくれる猫。

猫の時間は人間と比べると約3〜4倍のスピードで流れていると言われています。そう思うと愛猫との時間の瞬間瞬間がとても愛おしく思えてきませんか?

たとえ触れられるのが苦手な猫でも、毎日声をかけるだけでもスキンシップになりますので、毎日欠かさず触れ合いの時間を作ってあげてください。

最後まで責任を持って向き合う

近年、在宅勤務などで家にいる時間が増えたため、おうち時間を一緒に過ごそうとペットを飼う人が増えたと聞きます。

しかし「世話できる時間が無くなった」「懐かない」「めんどくさくなった」などの身勝手な事情で手放す人が増え、結果保護すべき猫が増えてしまっている現状があります。

猫に限らず、生き物を家に迎え入れるということは「家族になる」ということです。
命には当然責任が伴います。

覚悟と責任と愛情を持って、猫を迎え入れてくれる人が増えてくれることを切に願います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 

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